商品やサービス、企業のPR は
基本的に以下の4 ステップで進めていきます
(1) ポジションリサーチ・魅力の精査
「すべての魅力を洗い出すこと」から始めます。様々なステークホルダーの視点、他社との比較、トレンドの観点から、魅力(=強み)を把握します。その後、客観的な視点で「絞る」工程に入ります。流行、ターゲットメディアなど、様々な観点をかけ合わせて、広報していくべき魅力を厳選していきます。また、業界でのポジショニング調査、ターゲット選定なども行います。
(2) 広報/PR プラン・目標設定
広報/PRは「計画性が命」です。「いつ」「誰に」「何を」届けるのかを考え、“自分たちが意図するタイミング”で多くのメディア露出を獲得すること、話題を作ることが理想です。そこで、「PR プランシート」を作成します。対象期間は半年から1 年程度で、プレスリリースの発信タイミングやそのトピックスの記載もちろん、SNS 戦略や、宣伝活動・営業活動の動き、販促ツール、イベントなど、商品・サービスにまつわるあらゆる情報を集約し、効率的で効果の高い広報活動を行っていきます。
(3) PR ツールの作成
広報/PR 活動を行う上で、戦うために必要な“武器”がPR ツールです。基本的なものは「プレスリリース(ニュースリリース)」です。メディアに向けて情報を提供するための、企業の公式文章です。プレスリリースには作成のルールがありますので、ルールにのっとって制作していかないと、内容以外の部分で損をすることになります。他のPR ツールとしては、動画、体験キット、詳細資料、グッズなど、その商品やサービスによって用意すべきものは異なります。
(4) アプローチ
広報/PR 担当者が“意識すべき相手”は、“メディア(マスコミ)”です。基本的には、「プレスリリース」をメディアに送付することでアプローチしていきます。そのほかにも、プレス発表会(記者発表会)や、メディアへの訪問活動、商品やサービスの体験会、イベントへのメディア誘致など、様々なアプローチ方法があります。商品やサービスの特性、また、広報/PR活動にかけられる時間を考慮し、アプローチ方法を検討していく必要があります。